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推拿(すいな)整体・正骨法とは

推拿の作用(西洋医学編)

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推拿の研究は進んできており、推拿が人体にもたらす作用は科学と臨床の両面から次々と立証されている。その作用とは以下の通りである。

 

1)鎮痛作用がある

神経伝達物質と鎮痛物質、痛みの神経経路、脊髄上部の中枢神経、脳へ働きかけることで鎮痛作用を発揮する。

 

2)中枢神経調節作用がある

中枢神経を興奮させたり抑制させることができるため、脳のα波を増強させるなどリラックス効果をもたらす。その結果、感情的な苦痛を軽減し、情緒を安定させ楽しい気分にさせる等の心理治療の効果をそなえている。

 

3)傷害された神経組織を修復する

支配神経の仕組みと代謝を改善させ、神経の再生と修復を促進する。

 

4)心臓・血管の機能を改善する

血管を拡張させ、血液循環を増強させ、心筋への酸素の供給を改善し、心臓機能を強化する。その結果、体温、脈拍、血圧を調節することができる。血管壁に付着している脂肪類を消費させ取り除くことができ、血管の硬化を防ぎ、血管壁の弾力を回復させ血管の透過性を改善させ、末梢の血流を一定に保つことができる。血管壁の弾力を回復させるため血圧降下作用がある。心臓の左心室の収縮力を増加させ、拡張期を長くすることができ、冠状動脈への血流を増加させ虚血性心疾患の症状を和らげる。

 

5)血液・リンパ液の循環を改善する

推拿手法の刺激を血管壁に到達させることで、血管壁の律動とポンプ作用を回復させることができ血流を改善させる。リンパ液の流動性も高めることができ、推拿の施術前に比べ施術後は、リンパ液の流動に約7倍の増加がみられる。

 

6)血液の粘稠度・成分に影響を与える

極度に血流が悪い状態では、血液の流動性が低下し新陳代謝は減弱し、血液は粘稠度を増す。推拿手法は血液の流動性を高め、結果として血液の粘稠度を低める。推拿の施術後では、白血球の総数が増加する。なかでもリンパ球の比率が高くなり、好中球の比率が減少し、補体の量を増加させるので免疫調整作用がある。好中球の数の減少は、消炎作用を表す。さらに赤血球の総数にも増加が見られる。また、血中のコレステロール値とLDLコレステロールの作用の低下が認められる。

 

7)呼吸器の機能を改善させる

胸部への推拿を行うと、肺活量が平均で約256ml増加する。また、酸素の供給量が1015%増加し、二酸化炭素の排出量が明らかに増える。

 

8)消化器系の機能を調節する

自律神経を調えることで胃腸の蠕動運動と消化液の分泌を増強させることができる。その結果、便秘や下痢に改善させる。推拿の手法は消化管の平滑筋の張力、弾力、収縮力を改善させるので、胃下垂の治療にも用いられる。バリウム検査によると、中軽度の胃下垂患者の大部分は正常に回復したことが明らかになっている。推拿手法は胆嚢へも働きかけ、胆道平滑筋の痙攣を抑え、胆嚢収縮時の痛みを緩解する。さらに胆石の形成を減少させることも分かっている。

 

9)泌尿器の機能を改善させる

膀胱壁の伸展センサーの許容量を増加させ、膀胱括約筋を支配する自律神経に働きかけ。膀胱の許容量を高める。

 

10)免疫系を調整する

推拿手法を行った後の血液中の白血球の総数は増加し、貪食能力は高まる。血清免疫グロブリンであるIgG、IgMIgA、及び補体C3に対する調節作用があり、上昇しているものは低下させ、低下しているものは上昇させ、血清中の補体の作用を高め、Tリンパ球を増加させて、体液と細胞の免疫機能を発揮させる。

 

11)内分泌系へ作用する

軽くリズミカルな推拿手法を行うと、インシュリンの分泌の促進がみられる。また、血中のカルシウム濃度の是正がみられる。

 

12)骨格筋の代謝を促進する

筋線維の収縮伸展運動を促進させ、血液、リンパ液の循環を改善することにより、疲労物質をとりのぞき充分な酸素と栄養を供給させる。筋肉の張力、弾力、耐久力を改善させる。

 

13)損傷した軟組織の修復を促進する

臨床上、筋肉、腱、靭帯の断裂に理筋推拿がよく用いられる。ウサギのアキレス腱を切断した後、縫合し2週間推拿治療を行うという実験によると、アキレス腱の修復は明らかに促進され、さらに膠原繊維の配列と密度が正常な腱になることが知られている。推拿治療は断裂した組織を正常化しもとに戻る手助けをする。

 

14)癒着した軟組織を分離し、解きほぐす

関節を動かす推拿手法は、関節の癒着を解きほぐす作用がある。筋膜や滑液包の癒着を分離させ、腱や靭帯の弾性と引く力を回復させ、運動障害がある関節の可動域を改善することができる。

 

15)関節を正常な解剖位置に戻す

急性損傷によって関節がずれた場合、通常、筋や軟組織の損傷が見られる。推拿手法の中には整復手法が存在する。各種の整復手法をもちいて関節や腱をそれぞれ正しい位置に戻せば、組織のつっぱりや、ねじれ、圧迫や刺激が解除され、腫脹や疼痛を消失させ機能障害を解除させることができる。

 

16)筋の痙攣を解除する

推拿手法は局部の循環を良くすることで組織の温度を上昇させ、発痛物質の含有量を下降させる。また、手法による適度な刺激は。ゲートコントロールセオリーにみられる通り疼痛閾値を高める。さらに緊張、あるいは痙攣している筋肉を手法を通して伸ばすことにより、緊張や痙攣を直接解除することができる。

 

17)発炎物質の分解と希釈を促進する

推拿は血液とリンパ液の流れを良くし、代謝産物の運行を良くし、発炎物質の分解と希釈を促進させることで、損傷による局部の炎症を取り除く。

 

18)水腫、血腫の吸収を促進する

静脈やリンパの求心性の循環を良くし、局部の腫脹を軽減し、組織間の圧力を低下させ、末梢神経への刺激を取り除き、疼痛を消し去る。さらに水腫や血腫を吸収させる。

 

19)皮膚組織の新陳代謝を改善させる

推拿手法は老化した上皮細胞を取り除き、皮膚の栄養と呼吸を改善し、汗腺と皮脂腺の分泌を良くし、皮膚の弾力と組織への酸素の供給量を高める。皮下脂肪の消耗と筋肉の運動を促進させ、皮膚組織の新陳代謝を改善し、皮膚を潤沢にする。

 

20)皮膚と皮下組織の温度を上昇させる

推拿手法は、毛細血管を拡張させると同時に血流量を増やすことで、局部の皮膚温を上昇させる作用がある。皮膚温が上昇さすれば血流量が増し、血流量が増せば皮膚温が上がる。手法の機械的な刺激は局部の軟組織を温めて代謝を促進することが研究の結果あきらかになっている。

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