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推拿(すいな)整体・正骨法とは

推拿の作用(中医学編)

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推拿は前述の通り、中医学に分類される。西洋医学と中医学は、考え方や性格が違うもののいずれも優れた医学であり、推拿の効果はその両方の立場から立証されている。

 

1)疎通経絡・・・経絡を疎通させる

中医学で言う経絡とは気血津液の通り道であり、経絡が滞ると人の健康状態は悪化すると考えられている。経絡は内部では臓腑に、外部では人体組織器官、四肢百骸にいたるまで全身をめぐる。経絡は臓腑、期間など全身各部の機能を調整している。推拿手法は。経穴(ツボ)に直接刺激を与えたり、経絡に働きかけることができるため、経絡を疎通させる。

 

2)行気活血・・・気血の運行を良くする

推拿手法は機械的な刺激や、温熱刺激により、体表の特定部位や経穴を刺激することにより経気を高め、局部の気血の運行をよくする。また、経絡を調節することにより心肺など臓腑の機能を調え、全身の気血の運行をよくする作用がある。

 

3)舒筋緩急・・・筋肉を弛める

中医学でいる"筋"とは、筋腱、筋膜、腱鞘、靭帯、関節包、椎間板、関節軟骨など広範囲の軟組織をいう。筋の損傷による変化には"筋強、筋柔、筋歪、筋断、筋走、筋粗、筋翻、筋寒、筋熱、ならびに表裏の虚実、患部の新旧などがあり、どれも同じではないが、いずれにせよ手でよく触るべきであると中医学古典医学書『医宗金鑑・正骨心法要旨』に記載がある。推拿手法には舒筋緩急(筋をゆっくりと弛める)作用があることはあきらかで、古来より筋の損傷にはよく用いられてきた。

 

4)調利骨節・・・関節を正しい位置に動かす

『引書』『唐六典』『千金要方』『医学挙隅』『医宗金鑑』など、多くの医学書に推拿が脱臼や関節のずれ、及び関節機能障害がある場合、関節を正しい位置に動かす作用を持つことが記載されている。

 

5)補腎益気・・・腎気を補う

中医学において胃は先天の正を蔵す。また、後天の精の余剰物を蔵す。すなわち元気を蔵す。腰は腎の府である。推拿は腎を補う。推拿治療では骨や筋は勿論、経絡や経穴に直接刺激を与える。

 

6)調理胃腸・・・胃腸の機能を調える

胃腸を保護することも推拿治療の特長である。腹部に直接触れて施術を行ったり、背部兪穴に対して推拿を行うことで、胃腸の機能を調える。このことは『千金要方』、『厘正按摩要術』、『石室秘録』、『肘后救卒方』など多くの古典医学書に記載されている。

 

7)宣肺化痰・・・痰を排出させる

推拿は肺の病症の治療に独特な効果があり、痰を取り除き排出させるようにする作用がある。手法により上背部に物理的が刺激を与えることができるうえに、肺に直接作用する経穴を刺激することができるからである。

 

8)美容美顔・・・身体の内外の働きかける美容美顔効果がある

漢時代の書物『引書』に顔面部への施術法についてすでに記載があるように、推拿は多様な面を持っており顔面部の美容にも効果がある。手法により直接顔面部に施術を行うことで顔面の血流を改善させることができるため美顔効果を発揮する。さらに面部の五官と五臓の関係は深く、顔面部と全身の両方を調整することでよりいっそうの美容美顔効果をあげることができる。

 

9)養生保健・・・身体を強くし、健康を保つ

推拿は副作用が極めてすくない外治療法の一種であり、その上身体を強くし健康を保ち、病気を防ぐ効果が非常に高い。『金匱要略』に、按摩は疾病を予防する療法であると、すでに記載されている。その他、養生保健作用については多くの医学書に記載がある。

 

10)以指代針・・・指を以って、針の代わりとする

推拿は鍼灸と同じ中医外治法である。手指で経穴を点圧して刺激する。これを指針或いは、点穴といい、鍼灸と同じような作用をすることができる。『按摩十法』には、推拿における鍼灸の理論と方法の記載があり、"指針は按摩術である。その実、按摩の諸術は鍼の補瀉の二つの理論だけではない。人は必ず経絡、臓腑、気血の往来の順逆道を深く知る。そして、手で気を運び、指をもって鍼の代わりとし、経絡の塞がっているものは開き、集まっているものは散らし、余分なものは減らし、足りないものは補う。しかも、按摩と鍼を同時に行っても負担にならない。金属の鍼は即効性があるが効果は短時間であり、按摩はゆっくりと効き、効果が長く続く。"とある。実際のところ、現在の推拿は安全性だけでなく即効性にも優れており、しかも効果が持続するのが特長である。

 

11)推拿代薬・・・推拿は、薬の代わりである

清時代の『幼科鉄鏡』に"推拿は薬の代わりである"とあるように、推拿の手法は漢方薬と同じような作用も持つ。

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